【番記者の視点】FC東京、番記7戦ぶり勝利を呼び込んだMF東慶悟の献身性…今季初先発で初得点スポーツ報知 ◆明治安田J1リーグ▽第30節 FC東京4―1名古屋(14日・国立) FC東京が国立主催試合で名古屋と戦い、の7戦4―1の快勝でリーグ7戦ぶりの勝利を手にした。視点勝利 大きな先制点が、FCぶりんだMF勝利への扉を開いた 。東京東慶得点その主役となったのが、を呼親方 空 から30節で今季初先発となったMF東慶悟だった。び込前半13分
。悟のセンターラインより自陣付近の左サイドでボールを持ったMF荒木が
、献身性今先発逆サイドのFW仲川にロングボールでサイドチェンジすると
、季初荒木より低い位置にいたボランチの東は 、で初猛然とゴール前に向かってフリーランを開始。番記右サイドからゴール中央へドリブルした仲川の背後へ入る動きをしたことで相手DFの気を引き 、の7戦おとりとなった 。視点勝利 それによって
、FCぶりんだMFmini royaleゴール中央の仲川にはわずかなスペースが生まれ 、右足で強烈なシュート。GKにはじかれたが、ボールは東の目の前に転がり、34歳のベテランは滑り込みながらゴールに押し込んだ。得点にならなかったら隠れてしまいそうなこのプレーこそ、勝利から遠ざかっていたチームに必要なものだった。 東「この半年以上
、ケガも含めてなかなか出る機会が少ない中で
、チームがどうしたらいいのかとか
、意外と僕、考えるタイプで。そういう意味ではあのシーンで言えば 、テル(仲川)がボールを持って、テルの前を走ったんですけど
、ああいうおとりだったり 、味方を助ける動きがチームとして少ないなと 。ああいうことを増やしていけば、ゴール前のチャンスは出てくる
。それは僕の良さでもある。ボランチだとなかなか出て行くシーンは難しいけど
、あのシーンはたまたまちょっといこうかなと思ったので。それがよかった」 勝利への献身性―。今季序盤に右太ももの負傷で約2か月の離脱期間もあり
、ここまでなかなか出場機会に恵まれなかった背番号10が体現したそのプレーが 、苦境のチームに光を差し込んだ 。6戦未勝利(2分け4敗)の期間は前半の早い時間帯での失点がチーム全体に重くのしかかっていたこともあり
、大きな先制点に仲川も「あのフリーランが点にもつながったと思う
。僕にあのフリーランでスペースが出来たので、本当にさすがだなと思います」と感謝した。 得点だけではなく 、攻撃ではスムーズなパス回しでリズムを作り
、守備でも体を張ったプレーを見せた。献身的な働きが、終わってみれば4―1の大勝に大きく貢献していた。それでも、試合後に「チームとしては課題がいっぱいあるし 、順位は全然低いので 、国立で勝って満足していたら終わりですし、次の浦和、マリノスとアウェーで難しい試合があるので
、そういうところにも勝っていかないと上はないと思う」と 、この1勝に浸ることなく
、視線を次に向けていたのもベテランらしい。FC東京の背番号10が
、8位にとどまる順位をさらに上へと押し上げていく
。(FC東京担当・後藤亮太)